「30代からでも間に合う！賢いお金の貯め方・使い方完全ガイド（第1部）」 / 正直金融

皆さんは毎月の給料をどのように管理していますか？
30代になると、結婚や住宅購入、育児など、人生の大きなイベントが目白押しです。
今回は、30代のお金事情を徹底分析し、具体的な改善方法をご紹介します。

30代のお金事情を徹底分析

金融広報中央委員会の調査によると、30代単身世帯の平均貯蓄額は約320万円です。
一方、30代夫婦世帯（子どもあり）の平均貯蓄額は約450万円となっています。

年収については、厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、
30-34歳の平均年収は以下の通りです：
– 男性：約380万円
– 女性：約320万円

これらの数字は、あくまでも平均値です。業種や居住地域、家族構成によって大きく異なることを
覚えておきましょう。

30代でよく見られる消費の失敗パターンには、以下のようなものがあります：

1. 収入増加に比例した生活費の上昇
2. 見栄による無理な消費
3. 将来設計なしの衝動買い
4. サブスクリプションの放置
5. クレジットカードの計画性のない利用

特に注意が必要なのは、収入が増えた分を全て消費に回してしまうことです。

家計の収支バランスの黄金比率は以下の通りです：

– 固定費：50%
– 変動費：30%
– 貯蓄・投資：20%

ただし、これはあくまでも目安です。
都市部在住の場合、住居費が高くなるため、固定費の比率が上がることもあります。

給与から先に貯金額を確保する「逆算貯金法」のステップを紹介します：

1. 月々の手取り額を把握
2. 目標貯蓄額を設定（手取りの20%目安）
3. 給与日に即座に貯金を実行
4. 残額で生活費をやりくり

例えば、手取り30万円の場合：
– 貯金：6万円
– 生活費：24万円
という配分になります。

固定費削減の具体的な方法をご紹介します

【住居費】
– 家賃は手取りの35%以内に抑える
– 光熱費は季節に応じた節約を実践
– 保険の見直しで無駄な契約を解約

【通信費】
– 大手キャリアから格安SIMへの切り替え検討
– インターネット回線の見直し
– 固定電話の必要性を検討

携帯電話とサブスクリプションの見直しポイントは以下の通りです

【携帯電話】
– 利用状況の確認（通話時間、データ使用量）
– 家族割引の活用
– キャリア乗り換えキャンペーンの利用

【サブスクリプション】
– 利用頻度のチェック
– 重複サービスの解約
– 年払いプランへの切り替え検討

食費の削減は、以下の方法で実現できます：

1. 週間の献立作成
2. まとめ買いの活用
3. セール品の利用
4. 外食頻度の見直し
5. 弁当持参の習慣化

特に効果が高いのは、週末にまとめて料理を作る「作り置き」です。時間の節約にもなり、
食費も大幅に削減できます。

以上が第1部の内容となります。
次回は「3. 30代からのマネー戦略」について詳しく解説していきます。
今回ご紹介した方法を、ぜひ実践してみてください。